【2nd Kitchen お弁当】傷みにくい夏のお弁当作りのコツ

気温が高くなる梅雨から秋にかけてはお弁当が傷みやすく、特に7月や8月は食中毒リスクが非常に高い時期です。
お弁当が傷むのは食べ物を腐敗させる菌が繁殖することが原因であるため、菌が繁殖しにくい涼しい場所に保存することでお弁当が傷むのを傷むのを防ぐことができます。しかし、涼しい場所に保管できない場合、作り方を工夫するなど保管方法以外の対策をとる必要があります。
今回は、傷みにくい夏のお弁当作りのコツを紹介します。

 

道具は清潔に

お弁当が傷むのは食べ物を腐らせる雑菌が繁殖することが原因です。そのため、傷まないようにするには、原因となる雑菌を持ち込まないことが重要となります。
調理に使う包丁やまないたはきれいに洗ってしっかり乾かしてから使うのはもちろん、お弁当を詰めるお弁当箱も清潔にしておきましょう。蓋にパッキンがついたお弁当箱などは特に汚れがたまりやすいため注意が必要です。

 

手で食材に触らない

おにぎりを作るときやお弁当におかずを詰めるとき、食材を素手で触ると手についた雑菌が食材にうつり、傷む原因になってしまいます。おにぎりを作るときはラップを使う、おかずを詰めるときは箸を使うなど、食材を素手で触らないようにしましょう。

 

水分の多い物を入れない

雑菌は高温多湿環境を好むため、生野菜や煮物など水分の多いおかずや食材が入っていると傷みやすくなってしまいます。食べ物が傷みやすい夏は特に、水分が多いものを入れないようにしましょう。
また、時間が経つと水分が出てしまう食材は他の食材と直接触れ合わないようカップに入れたり、別容器に分けておくと安心です。醤油やソースなどの液体調味料も、あらかじめかけておくのではなく、食べる前にかけられる小袋のものをつけておくとよいでしょう。

 

しっかり火を通す

生の食品は傷みやすいため、夏のお弁当では特に避ける必要があります。
また、肉や魚など加熱調理する食品も、火の通りが甘く生焼け状態だと傷んでしまいますのでしっかりと火を通しておきましょう。時間をかけてしっかりと火を通すと食中毒の原因となる菌を殺菌することもできます。

 

よく冷ましてから詰める

おかずやご飯が冷めていないうちにお弁当箱に詰めてしまうと、お弁当箱の中に蒸気が溜まって水滴がつき、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
また、まだ温かい食材をお弁当箱に詰めると冷めるまでに時間がかかり、その間に雑菌が繁殖してしまいますので、ご飯やおかずを詰めるのは食材をよく冷ましてからにしましょう。

 

まとめ

傷みにくいお弁当を作るためには、傷みにくい食材を選んでしっかり火を通すことはもちろん、調理や詰める過程で傷む原因となる雑菌をお弁当箱の中に持ち込まないことと、雑菌が繁殖しやすい状態を作らないことが重要となります。
傷みにくい作り方と傷みにくい保管方法を組み合わせると、夏のお弁当をより傷みにくく安全に食べることができるでしょう。