【2nd Kitchen お弁当】梅雨や夏の傷みにくいお弁当を作るコツ6つ。

職場や学校で食べる昼食にお弁当を利用する方は多いですが、気温が上がってくると気になるのがお弁当が傷まないかということです。
一年の中でも、梅雨や夏など気温が高い時期は食中毒を引き起こす原因菌が繁殖しやすく特に注意が必要な時期で、お弁当を作るたびに不安になるという方も多いのではないでしょうか。

今回は、梅雨や夏など気温が高い時期でも傷みにくいお弁当を作るコツをご紹介します。

しっかり火を通す

生の肉や魚、玉子、野菜は内部に多くの水分を含んでいますが、水分が多いと傷みやすく、食中毒の原因菌を繁殖させやすくなってしまいます。

肉類は「生は危険」というイメージが強いためしっかりと火を通す方が多いですが、玉子は好みなどの理由から火の通し方が不十分になることが多いので注意が必要です。

冷ましてから詰める

おかずやご飯を温かい状態で詰めるとお弁当箱の内部に水滴がつき、そこに菌が繁殖してしまいます。

温かい状態で詰めた後、冷めてからフタをするという方も多いですが、詰めてから冷ます方法は冷めるのに時間がかかって表面は冷めても内部は温かいままであったり、おかずの下が蒸れて傷みやすくなったりします。

温かい状態でフタをするよりはマシですが、食材をできるだけ早く冷まし、お弁当箱の湿度を上げないためにも、ご飯やおかずは冷ましてから詰めるようにしましょう。

水分が多いものを入れない

生野菜はもちろん、煮物などの水分の多いおかずを入れないよう注意しましょう。

また、ジャガイモやもやしなどは火を通していても水分量が多く傷みやすいため避けてください。
でんぷん質が多いジャガイモは傷みやすいのでフライドポテトなども避けたほうが無難です。

茹で野菜などを入れるときは水分をしっかり絞ってから入れましょう。

ソースや醤油などの調味料は食べる直前にかけられるよう、個別容器に入れておくのがベストです。

素手で触らない

おかずを素手で詰めたりおにぎりを素手で握ったりすると、手についている菌が食材に付着して食中毒を引き起こすことがあります。

おにぎりを作るときはラップや手袋を使う、おかずを詰めるときは箸を使うなど、詰めるときや作るときに素手で触らないようにしましょう。

抗菌作用がある食材を使う

梅干し、ショウガ、わさび、大葉など抗菌作用があり食材の腐敗を防ぐ効果がある食材を使っておかずを作るのもおすすめです。

口当たりがさっぱりしている食材が多いため、暑さで食欲が落ちやすいシーズンでも食べやすく、食中毒だけではなく夏バテ防止にもなります。

仕切りを使う

おかず同士が直接触れ合わないよう仕切りを使うと、水分がうつってしまったり、傷んだ食品からほかの食品に菌がうつるのを防ぐことができます。

市販のワサビシートなどを使うと抗菌作用も期待できてより安心です。

まとめ

お弁当が傷むのを防ぐには、食品の腐敗の原因になる菌を持ち込まないことと増やさないことが重要となります。

「素手で触らない」「しっかり火を通す」「水分をきって冷めてから詰める」を意識し、仕切りや抗菌効果がある食材を活用することでさらに安全性を高めるようにするとよいでしょう。