【2nd Kitchen 栄養・食材】一杯の味噌汁で栄養ばっちり、体もポカポカ。具だくさん味噌汁のおすすめ組み合わせ5つ。
ご飯に合う汁物といえば定番はやはり味噌汁。発酵させた大豆をそのまま使って作る味噌は、タンパク質やイソフラボン、レシチン、ビタミンなどを含んでおり、美容や健康に良いといわれています。
味噌汁にさまざまな具を加えて具だくさんにすると栄養価がさらに高くなるだけではなく、汁物でありながら主菜や副菜のように仕上げることができます。
寒くなる秋~冬、春までは体も温まるので、朝の食事に是非取り入れたい一品です。
具だくさん味噌汁のメリット
「健康のために一日30品目を食べましょう」といわれることがありますが、主菜と副菜で30品目食べるには品数を増やす必要があり、調理の手間が多くかかります。
また、野菜嫌いな人は炒め物やおひたし、サラダなどは食べづらいと感じる可能性が高く、手間をかけて品数を増やしても思うように食べてもらえないといった問題が起こることもあります。
しかし、味噌汁の具であれば匂いなどが和らぐため、野菜嫌いの人でも比較的食べられることが多いだけではなく、調理の手間も少なくて済みます。
また、煮ることで栄養分が汁に溶け出すため、具を食べられなくても汁を飲めばある程度栄養を摂ることができるのもメリットの一つです。
おすすめの組み合わせ
味噌汁の具の数や種類には「こうしなければならない」といった決まりはありません。そのため、必要な栄養を補うことができる、味噌と相性の良い具材であるという点さえ満たしていれば、基本的になんでも使うことができます。
【豚肉と根菜】
豚肉と人参、大根、ゴボウ、さつまいも、玉ねぎなどの根菜類の組み合わせは具だくさん味噌汁としては定番の組み合わせです。好みでコンニャクや油揚げ、ネギなどを加えてもよいでしょう。
豚肉は別の鍋で火を通しておき、味噌を溶かした後に加えるようにすると身が硬くなりません。
【鶏肉と豆腐と根菜】
鶏肉と人参、大根、ゴボウ、レンコン、玉ねぎなどの根菜類、豆腐の組み合わせは「けんちん汁」と呼ばれる定番の組み合わせです。けんちん汁というと味噌ではなく「すまし汁」であることが多いのですが、味噌で仕上げてもコクのある美味しい一品となります。
【牛肉と白滝】
牛肉は味噌汁の具としてはあまりなじみのない食材ですが、牛丼やすき焼きでもおなじみの牛丼と白滝の組み合わせには味噌汁にしてもよい組み合わせです。玉ねぎ溶き卵を加えてもよいでしょう。
【鮭とキャベツ】
魚類を使った味噌汁といえば魚の「あら」を使った「あら汁」が有名ですが、鮭の切り身を使った味噌汁もおすすめです。根菜類を組み合わせてもよいですが、パスタなどでもよく利用されるキャベツとの組み合わせがおすすめです。
【ニラと油揚げ】
味噌汁の具としてはあまり利用されないニラですが、ニラは味噌との相性がよく、味噌汁の具にしても美味しい一品となります。ニラと油揚げは炒め物などでもよく利用される組み合わせで、ヘルシーでありながら栄養はしっかり摂れるメニューとなります。好みでもやしを加えてもよいでしょう。
まとめ
何を入れても自由な具だくさん味噌汁ですが、タンパク質、ビタミン、ミネラルをバランスよくとれるよう意識して組み合わせると、より満足感の高い一品になります。また、ゴマ油、酒粕、七味などを加えてると味わいに変化が出るだけではなく、体を温める効果が高まって寒い時期ピッタリです。
ただ、塩分のとり過ぎには注意したいもので、具材がもつ旨味を活かすためにも味噌は気持ち少なめか、低塩の味噌がいいかもしれません。
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カテゴリー:栄養・食材
投稿日:2020年12月1日