【2nd Kitchen お弁当】母から子へ。開けて嬉しいテスト期間中の子供への応援弁当

冬が近づくと本格的な受験シーズンが始まり、受験を控える子供たちはもちろん、その家族もどことなくそわそわした気分になります。

合格のために頑張ってほしい、応援したいという気持ちを伝えようと思っても、デリケートな時期なので言葉で伝えるとよけいなプレッシャーをかけてしまうかもしれません。

こんなときは「応援弁当」で気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。

応援弁当とは

応援弁当はお弁当のおかずで文字を作るなどの方法で気持ちを伝えるメッセージ性の強いお弁当です。キャラ弁やデコ弁の一種ともいえます。

言葉では伝わりにくいことも手紙であれば伝わるように、間接的なコミュニケーション方法を使うことで、よけいなプレッシャーなどをかけずに応援の気持ちを伝えることができます。

応援弁当の作り方

キャラ弁やデコ弁のようなものだと考えると「なんとなく難しそう」というイメージがありますが、応援弁当は「気持ちを伝えること」がメインです。

見た目が可愛く華やかなほうが気持ちが高まるかもしれませんが、決して「華やかでなければならない」「彩りがよくないといけない」というわけではありません。

お弁当作りに自信がないという方でもチャレンジしやすいのではないでしょうか。

海苔で文字をつくる

海苔を切って文字を作る方法は応援弁当の定番テクニックです。「ガンバレ」「合格祈願」などの文字を作ってご飯の上に乗せたり、チーズなどの白いおかずの上に飾るだけでメッセージを添えることができます。

桜や梅モチーフの飾りつけ

受験に合格したことを「桜咲く」と表現するなど、入学シーズンに咲く桜は「合格」を意味する花です。

また、梅は勉学の神様である菅原道真公の花であるだけでなく、まだ寒さが残る早春に花を咲かせることから「努力が報われる」「成功する」という意味を持っています。

お弁当のなかに桜や梅のモチーフを取り入れると華やかさもアップして気持ちも高まるのではないでしょうか。

ハムやチーズを桜や梅の花の形に切り抜いて飾ってもよいですが、梅は小さなおにぎりを五つ並べて作ってもよいですね。

旗付きのピックを活用

文字でメッセージを入れたいけれど海苔を切って飾るのは難しいという場合は、旗の飾りがついたピックに文字を書いて指すという方法もおすすめです。

旗付きのピックは100均などで購入できるほか、つまようじとマスキングテープを使って手作りすることもできます。

まとめ

応援弁当を作ると子供に気持ちが伝わるだけではなく、「今日はどんなお弁当だろう」という楽しみが増えるためストレス軽減にも繋がります。

「見守ってもらっている」「応援してくれる人がいる」という実感がわき、落ち着いた気持ちで勉強やテストに臨めるのではないでしょうか。

また、お弁当で「ガンバレ」などのメッセージを送るのもプレッシャーになりそうなときや、言葉のコミュニケーションが難しい思春期のお子様には、「灯油が高い」「寒い」「ごみ捨て面倒」など日常のつぶやきのような勉強とは関係ないメッセージを入れてもよいかもしれません。

直接的な言葉でなくても、「あなたのことを気にかけていますよ」という気持ちが伝わり、気持ちが和むのではないでしょうか。