【2nd Kitchen コラム】アスリート スポーツ選手の身体作りのための食事管理①

アスリート…運動選手、スポーツマン。日々、汗を流しながら懸命に練習し、その成果を試合で出し切る。ライバルに打ち勝つためには日々の厳しいトレーニングを乗り切らなければなりません。タフなメンタル・ボディが必要です。また、彼らにとっては、毎日の”食事”もトレーニングの一環です。食事がストレスにならないようにしたいものです。

スポーツ選手の食事の基本 ”バランスよく”

スポーツ選手に限らず、バランスよく食事を摂ることが重要だということは、よく耳にしますね。なぜなら、我々のからだは、我々が食べたもの、つまりはその栄養素で構成されているからです。仮に、ある栄養素が慢性的に不足したとすると、病気になったり、障害が生じたり、といったように何かしらの代償が生じます。それがアスリートの場合、怪我に繋がったり、満足のいくパフォーマンスに届かなかったりします。バランスよく、また、この食品はダメ、これは良い、と言ったように難しく考えたり、がんじがらめにしてしまうと食事そのものがストレスになってしまいます。よって、細かい数値にとらわれず、大まかな捉え方で食事に向き合うことが推奨されています。いろいろな食品を摂取することで自然と必要な栄養素はまかなうことができるため、自身が食べることのできるものの中で偏りなく摂取できると良いですね。

食品を分類して考える

五大栄養素の炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラル。なお、炭水化物は糖質と食物繊維に分けられ、前者はエネルギー源となりますが、後者は主にからだの調子を整える成分となります。

分類① 穀類(米、パン、麺類)- 炭水化物(糖質)
分類② 肉類・魚介類・卵類・豆類 - たんぱく質源
分類③ 油脂類 - 脂質
分類④ 野菜類 - ビタミンミネラル
分類⑤ 海藻類 - ミネラル
分類⑥ きのこ類 - ビタミンミネラル
分類⑦ 果実類 - ビタミンミネラル

この7分類のカテゴリーの食品を1日3食(ないしプラス捕食)でクリア出来たら、その日はバランスよく食べれた、ということとなります。毎食7分類の食品を取り入れることに越したことはありませんが、このように、朝食で不足したものを昼食や夕食で、といったように1日単位で捉えることで無理なく、調整しながら取り組むことが出来ますね。例えば、食事を摂る前に今から食べるものを見て、きのこが見当たらなかったら、次の食事できのこの入ったスパゲティを選んでみたり、サラダに加えてみたり…メニュー選択にも楽しみが出て来ますね。

次回は、バランスよく摂るポイントについてご紹介します。