【2nd Kitchen コラム】カニに付いている黒い粒、実は何なのか?食べても大丈夫?

はじめに

カニを見かける機会が増える季節になりました。市場で見かけるカニは青っぽいものが多く、実際には赤くないことをご存知でしょうか?加熱することで赤くなるのです。そして、カニの甲羅についている黒い粒について、あれは一体何なのでしょうか?

 

カニビルの卵

  • 正体: 甲羅についている黒い粒は、カニビルの卵です。カニビルはヒルの一種で、カニの体液を吸うわけではなく、卵の産卵場所としてカニの甲羅を選んでいます。
  • 影響: 少々気持ち悪いかもしれませんが、人間に害はありません。

 

卵の付着とカニの美味しさ

  • 信号: 卵の付着数が多いカニは、脱皮してから時間が経過しており、身がしまって美味しいとされます。
  • 理由: 脱皮直後の若カニはあまり美味しくなく、脱皮してから半年以上経つと餌をよく食べ身が充実します。

 

カニビルの卵の処理方法

  • 安全性: カニビル自体は人間に寄生しないため、食べても害はありません。加熱や冷凍で死滅します。
  • 処理: 見た目が気になる場合は、タワシで洗い流してから調理すれば大丈夫です。

 

まとめ

カニの甲羅に付着する黒い粒々は、カニビルの卵ですが、人間には害がないため安心して食べることができます。また、これらの卵が多いカニは、脱皮してから時間が経過し、身入りが良く美味しいとされています。見た目が気になる方は、タワシで洗ってから調理すると良いでしょう。カニのおいしい季節、安心してカニを堪能してください。