【2nd Kitchen 栄養・食材】手作りの梅酒や梅シロップはいつ頃から飲める?おすすめの飲み方7つと長期熟成する際の注意点。

6月になるとスーパーなどに青梅と氷砂糖、大きなビンが店頭に並び、梅酒や梅シロップの作り方を紹介するパンフレットが配布されるなど、「梅仕事」のシーズン到来が感じられるようになります。

梅酒や梅シロップを作っておうち時間のお供にしたいけれど、飲めるようになるまでどのくらいかかるか、どのように飲めばよいかわからないという方も多いのではないでしょうか。

今回は、手作りの梅酒や梅シロップはいつ頃から飲めるかや、おすすめの飲み方、長期熟成する際の注意点を紹介します。

 

梅酒・梅シロップの飲み頃

梅酒や梅シロップは、青梅を丁寧に洗ってヘタを取り、氷砂糖やホワイトリカー、ブランデーリキュールベースなどにつけて熟成させるだけでできます。水分をしっかり拭き取る、容器などをしっかり消毒するといった注意は必要ですが、手間といえばヘタを取ることくらいなので、誰でも気軽に挑戦できるでしょう。

梅シロップの場合、梅を発酵させる必要がないため、漬け込んでから7~10日程度で飲めるようになります。梅が腐ると発酵が始まってしまいますので、漬け込みから10日程度で梅を取り出して下さい。

梅酒の場合、単に漬け込むだけではなく発酵・熟成させる必要があるので、シロップよりも時間がかかります。保存状態などによってどのくらいの期間が必要ですが、一般的な目安は漬け込みから3か月程度、全体が琥珀色に色づいたら飲めるようになります。

 

長期熟成の注意点

梅シロップは漬け込みが終わったらすぐに目の細かい布などを使って梅の果肉をしっかり取り除いたあと、弱火で加熱してから保存する必要がありますが、梅酒はそのままの状態で長期熟成させることができます。

梅酒を長期熟させる場合、特に注意が必要なのはカビや腐敗です。高温環境下では梅が腐ってしまうため、熟成させる場合は直射日光が当たらない冷暗所で保存しましょう。また、雑菌などの混入を防ぐため容器は必ず密閉してください。

梅酒の梅は3か月程度で取り出すとよいといわれることがありますが、取り出さなくてはならないというものではありません。1年程度経ってから取り出すという人がいれば、取り出さずにそのままにしているという人もいます。

梅が崩れて濁りが出るのが嫌な場合は、3か月や1年をめどに梅を取り出すとよいでしょう。

 

おすすめの飲み方

出来上がった梅酒や梅シロップはさまざまな飲み方で楽しむことができます。梅酒はストレートでも楽しめますが、シロップは割ものを使うとよいでしょう。

 

・水割り

・お湯割り

・炭酸水割り

・牛乳割り

・緑茶割り

・紅茶割り

・コーラ割り

 

水割り、お湯割り、炭酸水割り、牛乳割りは、梅シロップまたは梅酒とわり物を1:4程度で混ぜるとよいでしょう。

緑茶割り、紅茶割りは、お茶150mlに大さじ一杯程度加えてください。

コーラ割りは、コーラ200mlにシロップを大さじ1/2程度加えるとよいでしょう。

濃さは好みで調節してください。

 

まとめ

梅酒や梅シロップは飲むだけではなく、ゼラチンで固めてゼリーにするなどお菓子や料理の材料に使うことができます。

また、漬け込んだ梅の実はジャムにしたり甘露煮にしたり、さまざまな方法で活用できます。実も残さず楽しめる梅酒や梅シロップ作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。