【2nd Kitchen お弁当】お弁当ハテナその3 お弁当の仕切りとして使用されるバランの役割3つ。

コンビニのお弁当や仕出し弁当などを購入すると、おかずとおかずの間に薄いプラスチックでできた緑の葉っぱのようなものが敷かれていることがあります。

これは「バラン」といわれるもので、主にお弁当の仕切りとして使用されていますが、実は様々な役割を持っています。

バランにはどのような役割があるのでしょうか。

 

味移りやひっつき防止

バランが持つ役割のなかでもっとも重要なのが、仕切りとして機能することによる味移りやひっつき防止効果です。

例えば、様々な種類が入った持ち帰り用のお寿司にはバランがたくさん使用されています。

ご飯と生の魚でできたお寿司はくっつきやすく、味移りや臭い移りがしやすいという特徴があります。海苔で巻いている軍艦巻きがほかのお寿司とくっついてしまうと、海苔がほどけてしまうかもしれません。

また、タレがついているお寿司などはほかのものにタレがつかないよう注意する必要があります。

バランを利用するとお寿司同士がひっついたり、味や臭いが移りにくくなるため、ある程度時間が経っても味が損なわれません。

 

彩りをよくする

また、バランにはお弁当の彩りをよくするという役割もあります。

お弁当に緑を加えて彩りをよくする方法としてはレタスやブロッコリーなどを入れるという方法が一般的ですが、野菜は変色しやすいだけではなく、水分が多いので傷みやすいというデメリットがあります。

プラスチック製のバランは野菜のように変色したり痛んだりしません。お弁当を作ってからどんなに時間が経っても鮮やかな色でお弁当を彩ることができるだけではなく、衛生的にも安心です。

 

保存性を高める

耐水性の素材でできたバランは、おかずの味や臭いだけではなく水分がほかのおかずに移ることも防ぐ役割があります。

例えば、出し巻き玉子と白身魚のフライを同じスペースに詰める場合、間にバランを挟んでおくと出し巻きの水分がフライに移るのを防ぐことができます。

水分を含んだフライは傷みやすいので、バランを使うとフライの保存性が高くなるといえます。

 

まとめ

食べるときに邪魔だと感じることもあるバランですが、上手に使うと彩りがよく、衛生的でおいしいお弁当を作ることができます。

近年は、オーソドックスな「ギザギザ」だけではなく、レタスやシソの形をしたものなどデザイン性の高いバランが販売されているほか、洗って何度でも使えるシリコン製のバランなどもあるので、毎日のお弁当作りなどにバランを活用してみてはいかがでしょうか。